「亜衣、前に探してるって言ってた石、ファントムで見付けてきたぞ」
「やぁ、ありがとう1号、助かったよ。
これを手に入れるのは大変だっただろう」
「いや、偶然手に入ったんだ」
「そうか、それは幸いだ。
何かお礼をしたいが……そうだ、呪いはどうだ。
掛けたい相手、掛けたい呪いはないか?」
「え……(ジス……いや、それは言うまい)」
(1号思考)
「呪いって相手を弱らせるんじゃなくて、
良い状態にすることは出来ないか?」
「お安いご用さ」
「じゃぁ……」
1号はlukaの心が少しでも晴れるように出来ないかと尋ねる
「ならばこれを持って行くといい」
「巻物……これをlukaに渡せばいいのか?」
「この巻物には僕が呪いを掛けてある、
これを彼女に最後まで読んで聞かせるんだ、
長いから一度にではなく何度かに分けて構わない」
1号は巻物を少し開いて見る
「オレには読めない字がありそうだ」
「彼女に教えてもらいながら読めばいい、必ず最後まで君が読むんだ」
「わかった、ありがとう」
「いや、石のお礼には足りないくらいだ」
「早速行ってくる」
「健闘を祈るよ」
亜衣は呪いよりも1号が側についているのが一番効くだろうと考えた
呪いの力を借りずとも彼等自身の力で出来るならばそれが何よりだと
巻物には呪いなど掛かっていなく、星の歴史について長く長く書かれているものだった
余談(反転)
1号さん、ちょっと不器用なイメージです
慰めたい思いがあるのに上手く出来ないとか
REM - !